あらかき内科クリニック                 一般内科・呼吸器内科・生活習慣病と睡眠
食事・運動と並び睡眠は心身に影響を及ぼす生活習慣の一つです。
►高血圧患者さんの約半数が不眠を合併しているとのデータもあります。

►糖尿病と睡眠は密接な関係にあり、 糖尿病患者さんでは深い眠り(徐波睡
眠)の時間が健康な方の1/4と少ないこと、睡眠状態の悪化は血糖コントロ
ールにも悪影響を及ぼすことなどが報告されています。

閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)
◎高血圧は健常人の3倍
◎夜間心臓突然死は健常人の3倍
◎脳卒中・脳梗塞は健常人の2倍
◎交通事故率は健常人の2.5倍


いびき、昼間の眠気、夜のトイレの回数が多い、疲れがとれない、肥満(あるいは顎が小さい)、大人なのに寝相が悪い、朝起きた時の頭痛や頭重感があるなどの症状が特徴です。
当院では、簡易検査、精密検査が可能です(検査室完備)。

※CPAP(シーパップ)療法中の方へ:転勤や転居で当院に転院を希望される場合は事前に電話連絡をお願いします。
睡眠薬の減量に挑戦
高齢になるほど不眠症の割合は高まるため、多くの方が睡眠薬を内服していると思います。しかし転倒のリスクもあり、その使用には十分な注意が必要です。介護が必要になる原因の第四位が転倒・骨折です。だらだらと内服せず、睡眠薬の減量にチャレンジしてみませんか?
一口メモ
眠れない、昼間の眠気が強いの原因は?
1.いびき、睡眠中の呼吸停止
➔閉塞性睡眠時無呼吸症

2.脚のムズムズ(症状はいろいろ)感、じっとしていると脚を動かしたい、
動かすとよくなる、夕方から夜間にかけ悪化する
➔レストレスレッグス症候群

3.笑うと力が抜ける、寝入りばなに悪夢みる、金縛り
➔ナルコレプシー

4.睡眠不足を自覚できていない
➔行動誘発性睡眠不足症候群

閉塞性睡眠時無呼吸の治療機器”CPAP”
当院は精神科ではありません。
精神科疾患の発症が疑われる場合は専門医へご紹介となります。